「あなたの弱点は他力本願だよね」と言われた。

これまで1度も言われた事のないフリーズだ。

人に迷惑をかけてはいけない
自分で何でもやらなくてはいけない

と、ずっと思って来たから、
嫌いな事も
苦手な事も自分でやってきた。

だから
「あなたの弱点は他力本願だよね」
とこれまで言われたことはない。

だって人に頼めなかったんだもの、
言われる訳がない。

人に迷惑かけるのが怖くて、
人にどう思われるかが怖くて、
何もできないバカだと思われるのが怖くて、
自分を信頼できなくて、
人も信用できなくて、
何も頼めなかった。

それがどれだけ悪循環なのか、
今なら分かる。

1人では、どれだけ頑張っても限界がある。

迷惑をかけてはいけない
人にどう思われるか分からない
と、自分の努力ではどうにもならない、分かるようにならないことばかりを考えていた。

「あなたの弱点は他力本願だよね」

その頃に言われていたらきっと、
（責められた）
と感じたと思う。
あーまだ努力が足りないんだー
と、落ち込んだに違いない。

そう、自分の視点が変わっていることに気付く。

（責められた）ではなく、
（ちゃんと出来てるんだ）と思えた事が嬉しい。

自分をほめることが出来て、
何より
人を信頼して自分の苦手をお願い出来ているのだ思えた。

 

自分の苦手を受け入れて、
得意な人を信頼してお願いをする。

言葉にするのは簡単だが、
これがとっても難しい。

思ったようにやってくれるのか？
お金を騙し取られるんじゃないか？
損するんじゃないか？
と、悪循環のループに陥ってしまうのだ。

出来るようになるまで50年もかかってしまった。

これからは無限のループが始まる。

知識、お金も1人でどれだけ頑張って貯め込んでも限界がある。

知識もお金も外へ出す。

出来ない自分を受け入れて、
人を信頼することで外へ流れ出す。

いくらもない知識、
いくらもないお金を
損するかもしれないと、溜め込んでも腐って行くだけだ。

未熟な自分のままでいい、
損してもいい、
バカだと思われてもいい、
だって1人で頑張っても全然幸せじゃなかった。
苦しかったから。
勇気を持ってやり方を変えないと、
また、苦しくなったら、
またやり方を変えたらいい。

知識も、お金も人を信頼して、自分の好きな事のために勇気を持って使う。

使っている時からワクワクするから、できているとすぐに分かる。

出来るようになった分だけ幸せを感じられるようになるから。