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ブログ|2020.12.10

心がビー玉になって消える

なんという哀しいフレーズか。
息がつまる。

どれだけの哀しみを押しころしてきたのだろう。

 

自分をみんなと一緒になって判定して、
資格がないからダメだという。

資格がなくたって、しっかり結果を出してきたのに。

結果を出してお金もちゃんと稼いで、
親にマンションも買ってあげたのに。

そんなことは当たり前、普通のこととしてしまう。

自分の当たり前、普通をみんなと一緒になって判定して、
みんなと比べてダメ出しをする。

前向きに捉えて、ということではなく、
当たり前だろうが、普通だろうが、
やったことはやったこと。
結果は結果として認めてあげて。
誰かと比べて出た結果は何。

(心がビー玉になってそのうち消える)

こんなにも哀しいフレーズをよく思いつくものだ。

 

「そこそこ自分に能力があることは分かっている」 
というあなた。

成績優秀な人たちに囲まれて育ったあなた。

いつもダメだしされて育ったあなた。

人と比べられてきたから、人と比べることが癖になっているという。

 

比べる癖が悪いわけじゃない。
人と比べて欲しいものがあれば取りにいけばいい、ダメ出しは必要ない。
資格が欲しければあなたなら手に入れることは容易いはず。

みんな違うのだから、他者が基準だとずっとダメだしすることになる。

 

哀しみを、おしころしてかためて固めてビー玉にしてしまった人。
今更優しくしたら尚辛くなるという。

 

親も今更優しくできないよね、
みんな愛し方が違うだけ。

 

自分の味方になってあげて、最初は辛いかもしれないけれど、
そうか、そうか、と聞いてあげて。
それでいいんだよ、と許してあげて。

 

あなたしか分かってあげられないのだから。

みんなと一緒になって責めないで。

 

あなたを認めるのも許すのも親じゃない。
あなた自身。

それが何より難しいことは、もう知ってるね、きっと。

 

太陽の光にキラキラと輝くビー玉を眩しそうに眺めるあなたの優しい笑顔を信じています。

 

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