ブログを書きはじめた。

3年ほど前からずっと書かなくてはいけないと思っていた。

うまく書けないし
ちゃんとできないし
人にまた何言われるかわからないし

どうでもいい言い訳ばかり考えて
書けずにいた。

仕事上、自分のブランディングのため、

人となりを知ってもらうために、

書く必要があるという。

頭ではわかっているが　

書けない。

 

そんな時、コロナ旋風がまきおこり、まさかの新時代到来となる。　

 

ふっと、
テレビが家にない人はどうするのだろう！？
と思う。

テレビがなければ世の中で何が起こっているのか、わからないのではないか？　

 

幹線道路沿いにあるわが家は窓を開けて眠れる日などない。

いつもは週末になると、外が騒がしくて眠れないというのに、
自粛要請後はすっかり静まりかえっている。

夜、窓を開けて外を見る。

あきらかに交通量が少ない。

いつか不発弾が見つかった時に、
半日道路が封鎖になった日を思い出す。

 

いい陽気の　日曜日の朝。

 

警察官がそこら中に立っているので、外へは出られない。

窓を開けて外を見る。

 

視界の中に車は1台も入らず静まりかえっていた。

あの時と同じだ。

 

今は夜。

 

まるで映画の世界だなあと思う。
インディペンデンスデー、ハルマゲドン、そんな映画を思い出す。

あながち大げさでもないように思う。

これまでに経験したことのないことがおこっているのだ。

これまで当たり前と思っていたことが、当たり前でないことに気付かされる。

 

そして、人間は今でも目に見えない、
人間の力ではどうにもならい何かと戦っている。

生活はどんどん便利にはなっていくが、

 

そもそも何のためだったのか。

愛する人たちと健やかに幸せに暮らすためではなかったか。

否応なしに家族と過ごす時間が増え、
人は何を想うのだろう。

そんなことを考えている間にも時間だけは変わらず過ぎて行く。

 

さて、ブログはどうなった！？

 

（面白くなくてもいい、おちがなくてもいい、書き続けることが大事）

この言葉で決心する。

 

人の言葉に心が動き、

その日から書き始めることになった。

 

はじめは、なんだか適当に書けていたが、１０日目頃から代り映えしない自分の文章に飽きてきた。

いよいよつまらない文章に思えた。

慣れとは不思議だ。

 

ハードルを下げてはじめたのに、

それが当たり前になっていき、

面白いことを書きたくなる。

 

（どうしたら多くの人の目にとまるのか、読んでもらえるのか）

 

（どうせ誰も読まないから大丈夫）
と折角下げたハードルを自分で上げている。

 

それでも６０日も続けたのだからこのまま新しい習慣にチャレンジする。

 

その先に何があるかは分からないが、

きっとある「何か」のために、

書き続ける。