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代表ブログ
ブログ|2020.07.19
自分と向き合うのがこわいー前編ー
人は自分とじっくり対話する時間をなかなかつくらない。
家に1人でいても、
ついつい他事をしてしまう。
家族が居れば尚更だ。
母のために、言われたことを
普通にやってあげられる
心の余裕が欲しい
と、子供の頃からずっと思っていた。
用事を言い付けられる度にイライラしていた。
「あれ取って」
あれって何?
「その赤いの取って」
そのピンクのこと?
「あの青いの取って」
あれは緑。
「スーパー寄って」
仕事の時間ギリギリなのに今言う!?
そんな小さなことにイライラした。
余裕の振りしてこなすが、
本当は面倒でしかたなかった。
(やって あげたい )
という気持ちはあるが、
自分に余裕がないのもよく分かっていた。
そんな自分が情けなくて、
嫌いだった。
だから、早く家から出たかった。
情けない自分を見たくないから。
1人だったら、
誰の気もつかわずに、
なんでも好きな事ができるのに。
私が
情けないのは、
何も見つけられないのは、
家族のせい。
(やってあげたい)
と、思っているうちは
心に余裕なんて持てないことを、
その頃は知らなかった。
自分を嫌って、
何かのせいにしている間は、
何も見つけらない。
(ありがとう、さすがね)
なんて言われると
テンションは上がる。
今思うと、
母は上手に私のテンションを上げた。
鼻の前にニンジンをぶら下げるのだ。
(ニンジンは嫌いだったが)
大事なのは、
ニンジンは、
お金ではなかったということ。
(みこちゃんは、さすがね〜)
(みこちゃんは、すごいね〜)
(みこちゃんは大変なこと片付けてくれて、えらいねー)
私を
認める、ほめる言葉たち
だった。
“みこちゃんは、家族内だけの私の愛称、みこちゃんの由来はまたいつかの機会に“
私にとっては、
面倒ではあったが、
ただやればいいだけの片付け仕事、
母はいちいち感心してくれた。
明日に 続く…