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ブログ|2020.08.02

自転車盗まれる

相談予約時間 午後3時から5時

既に6時をまわっている。

 

5時からも予定があり、焦っていた。

 

2階にある事務所を出て、1階まで階段で下りて、出口の扉を開けて、
相談者を外まで見送る。

 

(そういえば、彼女はどうやって来たのだろう)

(車で来たのか、それとも電車なのか!?)

(どうやって帰るのだろう!?)

 

10メートルほどしかない幹線道路側へ彼女は歩き出していた。

 

(せめて幹線道路まで見送りたい)

 

と思ったが、

予定の時間はとっくに過ぎている。

 

やらなくてはいけないこと

 

に慌てて戻る。

 

次の日の朝

「自転車盗まれた」

と、主人。

 

我が家は、事務所の出入口の他に、

 

10メートル程北側の幹線道路沿いにも出入口がある。

 

その出入口の前に、自転車を置き忘れたという。

 

あの時、

やらなくてはいけないこと

ではなく、

 

自分が気になったこと、

(せめて幹線道路まで見送りたい)

の気持ちを優先していたら、

 

北側の出入口の前に置き忘れてある自転車に気付いただろう。

 

何事もなく日常が流れたはずだったのに、

やらなくてはいけないこと

を優先してしまった。

 

今日は朝から盗難届けを出したりと、大騒ぎとなる。

 

自転車を置き忘れた人、

自分の気持ちを優先しなかった、
自分を責めても、

 

気分が悪くなるだけで何にもならない。

 

こんなことは日々よくあること。

これからも似たようなことは度々やらかすだろう。

 

そんな時、
誰を責めるでもなく、

笑いにするか、

1日気分悪く過ごすかは、

 

自分で選べる。

 

事実は、

“鍵もかけずに置き忘れた自転車を盗まれた”

というだけ。

 

日常のなんでもないことの中に、
学びは多く隠れている。

 

知識を行動に移し体感することで、
習慣となり、学びとなる。

 

自分の思いを優先しているようで、
まだまだしていないことに気付けた。

今度自転車を盗まれた時には、

(またあ〜!?)

と大笑いできるかな。

 

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